忘却生活

忘れないうちに書く

2017年 良かった漫画

漫画に関しては、何冊読んだか数えるのが難しい。

WEB漫画も結構読んでるしね。

こう、パッと頭に浮かぶ「良かった漫画」が大体10数本だったので、ベスト15位にしてみた。

 

特別枠
それでも町は廻っている/石黒正数

一言:学生の頃から10年以上、ずっと好きでい続けた漫画が終わってしまった。寂しいけど、変に引き伸ばしたり嫌な終わり方しないで良かったとも言える。ランキングに入れるのは何か違う気がしたんで特別枠。

 

15位
服を着るならこんなふうに/しまのやえ

一言:ここ1~2年、体重が増えて着れない服ばかりになったせいもあって、お洒落に無頓着になってしまった。でもこの漫画を読んだおかげで、もう少しマシな格好しようかなと思えるようになった(単純)。「上から」なところが全然なくて、かなり色んな方面に気を配って描かれているのが伝わってくるのが好印象。主人公兄妹がひたすら可愛い。俺もこういう兄妹関係を築きたかった…(もう手遅れ)。


14位
アイスバーン/西村ツチカ

一言:ビッグコミックに掲載された読み切りにグッと来たので購入。どの読み切りも独創的で良かったけど、やっぱり表題作(アイスバーン)が一番好きかな。でも雑誌掲載版と結構色々変わっている理由がよく分からない。てか雑誌掲載版の方が総じて好みなので少し残念…。

 

13位
銀河の死なない子供たちへ/施川ユウキ

一言:昔から好きな作家。年々、作品のクオリティが上がり続けているのが凄い(美しい犬は正直よく分からんかったけど)。特に、オンノジ、ヨルとネル、本作といったシリアス要素が含まれる路線はどれも年間ベスト級の出来で恐ろしい。そういいながら一番読み返すのはド譲だったりする。


12位
双亡亭壊すべし/藤田和日郎

一言:4巻最高。スケールでか過ぎて思わず笑っちゃうけど同時に熱い。作者の真骨頂って感じがする。6巻はちょいダレたけど、黒幕?っぽいのが登場するみたいなので楽しみ。


11位
GIANT KILLING/ツジトモ

一言:長期連載漫画って普通、面白さも目減りしてきてこういう年間ランキングには全然入らなくなってくるもんだけど、ジャイキリは45巻も出てるのに全く衰えない稀有な作品。こんなスポーツ漫画、他にははじめの一歩くらいしか知らない(アレは60巻あたりで急速に衰えたけど)。特に最新刊では、いけ好かない奴だと思っていた持田に普通に泣かされたので、ランク入りせざるを得なかった。


10位
映像研には手を出すな!/大童澄瞳

一言:作者すげえな…と少し引きながら呟いてしまうような作品。とにかくディティールへの拘りが尋常じゃない。一種の狂人だろうね。それでいてちゃんとお話が面白くてキャラもめっちゃ立ってるってのがマジビビる。


9位
彼方のアストラ/篠原健太

一言:ジャンププラスで割とダラーっと読んでたんだけど、ポリ姉登場あたりからグッと引き込まれるようになった。スケットダンスの頃から伏線の使い方は上手かったけど、今作では更に磨きがかかっていて、ストーリーと有機的に連携している(スケダンは若干、伏線が浮いてる感じがあった)。全5巻と手頃だし、完結したら購入しようかなと思ってる。

8位
青のフラッグ/KAITO

一言:これもジャンププラス。正直、KAITO先生の作品は全然好きじゃなくて、特に前作のバディストライクはどちらかというとスゲー嫌いだった(特に最終回)。だから1話の完成度の高さに超驚いたし、それがずっと持続して面白いっていう現実に未だ驚き続けている。多分、元々の持ち味がこういう青春時代の繊細な心の機微、みたいなところだったんだろうけど、それとスポ根との相性が良くなかったんだろうか。とにかく短所がほぼ無くなって長所が異様に伸びたって印象。


7位
火ノ丸相撲/川田

一言:案外コミックス向きの作風なのかもしれない。ジャンプだけで読んでいた時は「まあまあ好き」っていう距離感だったけど、何となく単行本を購入してみたら、ドハマりしてしまった。やっぱりスポーツものとか格闘技ものって試合全体の「流れ」があるから、その週の展開に熱くなっても、1週間空くと気持ちが途切れている分、微妙に乗り切れなかったりするからね。というかそれ以前に、微妙に勝敗とか忘れてて新鮮に楽しめたというのもある(加齢のせいか…)。


6位
月曜日の友達/阿部共実

一言:表現力が突出している。多分、とんでもない感性をとんでもないまま絵に落とし込むことが出来る才能を持っているんだろう。ある意味持ち味だったエグさとかグロさはかなり和らいでいるんで、多分全作品の中で1番取っつきやすい。メジャーデビュー感。


5位
BEASTARS/板垣巴瑠

一言:加速度的に面白くなってきている。特に3巻からは凄い。「俺は今、面白い漫画を読んでいる」感が凄い。語彙が行方不明になってきた。とにかく凄くて面白くてカッコ良くて考えさせられる漫画。


4位
かぐや様は告らせたい/赤坂アカ

一言:ギャグセンスがとても合う。個人的には可愛さとかは二の次で、ほぼほぼギャグマンガとして読んでる。それでいてたまに熱い展開を差し込んでくるから侮れない。1番好きなキャラは会長。2番目は書記。気楽に何度でも読めるってのもあって、新刊出るのが待ち遠しい漫画筆頭。

 

3位
鬼滅の刃/吾峠呼世晴

一言:これは火ノ丸相撲以上に、単行本でまとめ読みすることで本当の面白さに気づいた作品。だれもが言っているけど、言葉選びのセンスと、作品全体から滲み出ている「優しさ」が好き。作者めっちゃイイ人そう。バトルはまだまだ面白くできそうな伸びしろがあるので超期待してる。煉獄兄貴編があまりにも名作だったのでこの順位。


2位
青野君に触りたいから死にたい/椎名うみ

一言:3日前に読みました。ぶっ飛びました。1話だけはちょっと話題になってた時に読んだ覚えがあって、その時もシュールさとか妙な話運びなんかにぶっ飛んだにはぶっ飛んだんだけど、それはこの漫画の魅力の1部分でしかなかったという事実。こう、常に足元がぐらつくというか、軸をズラされ続ける感覚というか、ものすごく変な読み味なんだけど、でも確実に死ぬほど面白い。笑えるし驚けるしちょっと泣ける。そしてなにより、超怖い。漫画のホラーシーンでマジで恐怖を感じたのは初めてかもしれない(グロイとかビックリとかじゃなくて、Jホラー的な恐怖)。


1位
アオアシ/小林有吾

一言:とにかく熱い。脳が痺れる。武蔵野戦ヤバすぎでしょ。富樫&竹島の和解、橘のゴール、葦人の覚醒…観たかったシーンを全部やってくれた。溜めが長かった分、解放感が半端ない。電子版で買い揃えてしまったことを後悔している漫画ナンバー1(新刊の発売が遅いので)…紙で買い直すか?

 

以上!!

今年も良い漫画がたくさん読めた。