忘却生活

忘れないうちに書く

メアリと魔女の花を観た

遂に月一の備忘録すら書くのを止めてしまったよ。
だって、何もねーんだもの、俺の人生。日々、仕事で心が摩耗し続けているだけ。そのうちハゲるぜ?精神的に。
数少ない楽しみが、月曜のジャンプと、仕事終わりの酒と、週末に観る映画くらい。
しかも映画鑑賞なんて半分以上は義務というか、最新の文化に触れておかないとマジで脳が腐っちまうよという危機感から足を運んでおります。ええ。
今週もきちんと観ましたよ。「メアリと魔女の花
こっからネタバレあり

結論から言うと、あんまり面白くなかった! 上映時間の大半が退屈に感じてビックリした!
米林監督作品でいえば、前作の「思い出のマーニー」はすげー好きで、主題歌を歌っていたプリシラさんのアルバムを買っちゃったくらいだからね!
既にうろ覚えだけど、上映直後の主人公の独白でいきなりグッと心を掴まれた記憶がある。
ジブリっぽくない陰鬱としたキャラクターが新鮮で良かったよね。
あと、主演の女の子2人の心の交流が丁寧に描かれてた、気がする。
それに比べて、今作は全くの真逆!
なんつーか、「ジブリっぽい要素」をとにかく足して足して、ごった煮した結果、最終的に平々凡々としたエンタメ作品になっちゃいました!って感じ。
アニメ映像は凄いし、音楽も良い。ジブリ的な演出も沢山ある!……けど全部が全部、どうにも表面的なんだよね。
まずメアリとピーターさ、もうちょい親密な関係になってからだったら、中盤以降の展開も映えると思うんだけど、なんかおざなりというか、必要最低限交流させましたって程度にしか受け取れなかった。
しかもピーターが攫われるくだりがあまりに理不尽で、メアリがいくら「ピーターと一緒に帰るって約束したから助ける!」っつってもさ、いやいや約束とかじゃなくて、お前がピーター売ったからこんなことなってんだよね?救ってようやくプラマイゼロだよ?って風に感じてしまってどうにもノれなかった。
それと、世界観がなんだかこじんまりとしてる。
原作読んでないからどこまで忠実なのかは分からないけど、魔法学校がいやに小規模に映ったよね。
だって基本、ババアとジジイとネズミおじさんしか出てこねーんだもん。
学校見学の降りで学生は出てきたけど、あのシーン以外では一切登場しないからね。
もうちょいガヤとして登場させても良かったんじゃないの?
あと、学校で仲良くなるキャラとかいないんだね(ネズミおじさんがギリ、そうか?)
そこは別にいいっちゃいいんだけど……世界が広がんねーなって。
冒頭の逃亡魔女も結局メアリの伯母さんだったしさ……
あとこれは難癖だけど、箒が暴走して落ちるシーン、多すぎない? ちょっとくどかった。
……って感じ。
良かったところを羅列する!
・メアリの声。演技もそうだけど、声質がいい。好き。
・冒頭の逃亡シーン。音楽も相まって、いきなりワクワク感がマックスだった。
・動物大脱走。妙に笑えた。
以上!

明日、ツタヤでマーニー借りてくっかな……。