忘却生活

忘れないうちに書く

人生って偶然と気まぐれの積み重ねなんだなと実感した話

結果だけみると、単に「イースタンユースのアルバムを買った」のと「2本目の眼鏡を買った」だけに過ぎないんだけども。
何となく、書き残しておきたくなったんで記す。

最近買った眼鏡がどうにも似合わない気がしてて、モヤモヤしていた。
「髪型が悪いのかも……例えば長髪にしてみるのはどうだろう?」
なんて悪あがき的発想から、「そういえばロックミュージシャンとかって結構、眼鏡かけてるよな。岸田とか後藤とか向井秀徳とか」ネットで画像検索をしてみた。
その画像一覧に現れた坊主頭の男が目を引いた。
「この人、イースタンユースの人じゃん。あ、そういえば」
ここでちょっとした偶然。俺は別にイースタンユースのファンというわけじゃないが、たまたま最近、昔少しだけ聴いてたアルバムを聴き返していたのだ。
何故そんなことをしたのか。
ジャンププラスというWEBマンガサイトで最近連載が始まった「ロッキンユー!!!」という作品がある。
オルタナティブロックが好きな男子高校生が主人公の漫画だ。
学生時代は俺自身、その辺の音楽が一番好きでかなり聴いていたものだから、漫画の影響を受けて久々にロック熱が高まってきており、その流れで当時そこまで聴いてなかったバンドも積極的に聴き返していたわけだ。
この些細な偶然から、(ヒマだったのもあって)イースタンの最新アルバムを検索してみたら、以下のインタビュー記事がヒットした。

 

rooftop.cc

 

この記事の内容が、とにかく刺さった。
今の世の中や自分自身に漠然と感じていた不安や不満、そしてこの先どう生きていけばいいのか。そういったものがすべて語られていた。
ボーカルの吉野寿という男が、一気に好きになってしまった。


気がついたら俺は、アマゾンで最新アルバムをポチっていた。
気がついたら俺は、眼鏡屋で自分が納得できるまで眼鏡を吟味し、値段も関係なく購入した。
「俺は俺のために、俺が納得するために生きる!」
完全に中てられていた。


……とまあ、ほんとにしょうもない話なんだけどさ。


・最近買った眼鏡に不満を感じていなければ
・ロックミュージシャンの画像検索をしていなければ
・ロッキンユー!!!を読んでいなければ
・インタビュー記事を読んでいなければ


俺は今でもイースタンユースに本格的な興味も持たず、きっと眼鏡も気に入らないまま妥協してそのまま使っていたはずだ。
偶然と気まぐれによって人生が動いたんだと言っても過言ではない。

そうだろう?

 

www.youtube.com

年末年始の記憶メモ

ひと月前にPSVRを購入したが、酔いが酷くて全然遊べていない。
自分が移動する系が特に駄目みたいだ。数秒で吐きそうになる。
こんなことなら、普通にPS4の面白そうなゲーム数本買えば良かった。
PS4といえば、最近みんなのゴルフをプレイしている。
元々ゴルフなんて毛ほども興味がなかったんだが、ビッグコミックで連載している「黄金のラフ」の影響で少しだけ面白さが分かった気がしたんで試しに買ってみたら見事にハマってしまったんだよな。
ちなみにビッグコミックは上司が読んだ後に譲ってもらえるのでただで読める。
BLUE GIANT以外はほとんど読み飛ばしていたけど、最近溜まっていた古い号をまとめ読みしたら大体の漫画が面白いことに気づいたよ。特に好きなのは、「ましろ日」「バディドッグ」「黄金のラフⅡ」「正直不動産」あたり。
正直不動産は実家に帰った時に親が単行本を買ってて驚いた。
今年の正月は、実家でひたすら漫画と小説を読んだだけで終わったよ。
漫画は鋼の錬金術師を再読。
当時は半年に一回のペースで読んでいたからか、イマイチ全体の流れを把握しきれないまま何となく読んでいたんだが、改めて一気読みすると、ストーリーがよく分かってめちゃめちゃ面白い(当たり前か)。
10年近く連載して、ほとんど破綻せずにキッチリと完結した漫画って、ハガレンくらいなもんじゃないだろか。
進撃の巨人はかなりいい感じで進めていたのに、最近の展開はちと怠いのが残念。いきなり新キャラをどばっと投入されると把握する作業が辛いぜ。終わりよければの精神で何とか上手くまとめきってほしい。
小説はこのミス1位の「屍人荘の殺人」を読んだ。
昨年1位の「涙香迷宮」は全く合わなくてガッカリしたけど、今回は普通に面白かった。
舞台設定は帯とかで仄めかされていたせいでそこまで衝撃を受けなかったけど、最後まで犯人予想が絞り込めなかったのが良かった。ミスリードが上手かったと思う。
推理小説熱が高まった結果、古典に手を出してみた。「オリエント急行の殺人」。オチが超有名らしいが、奇跡的に?知らずにここまで生きてこれたんで楽しみ。映画版は多分観ない。
今月は2本の映画を観た。
キングスマン:ゴールデンサークル」と「勝手にふるえてろ」だ。
キングスマンは、前作は凄く楽しめたんだけど、今作は全然合わなかった。
理由を忘れないうちに箇条書きしておこう。
・前作のキャラを雑に殺し過ぎ(生きてるかもしれないけど、それはそれで不誠実だと思う)
・印象に残るアクションシーンが少ない。
・ハリーが生きてた理由、それでいいの?つーか、死体がなかったのにキングスマンは不審に思わなかったのか?
・ステイツマンのアイツが裏切っていると怪しむのはいいとして、いきなり脳天に銃ぶっ放すのはどうよ。しかも裏切りを確信した理由がいまいち分からないまま。
・その裏切り者をミンチにするのは流石にやり過ぎ、というかドン引きした。あいつ、そこまで悪い奴じゃなかったじゃん。
・敵のボスの殺し方も痛快さが全然なくて、むしろ不快に感じてしまった。
・エグジーが終始サイコパスにしか見えなかった。前作では素直に応援できてたんだけど、今回はなんか、全然好きになれなかった。
・ハリーもカッコ悪いシーンや不穏なシーンばかりだったんで、強引な手を使ってまで生き返らせなくても良かったんじゃ、と感じてしまった。
一方、勝手にふるえてろはすごく良かった。
印象に残っているのは、やっぱり前半部のあれこれが妄想に過ぎなかったと明らかになるシーンと、イチが「俺はイジメられていた」と吐露するシーン。
前者については、明らかになったあとは一切コミカルなテンションを入れなければ完璧だった(動物園デートとかを妄想時のテンションと同一にしたのは微妙だと思う)。
後者については、「やられる側がイジメだと思ったらそれはイジメ」の究極を見たという気がしたから。たとえどんなに人気者でちやほやされようが、それを不快だと感じるのなら、本人にとっては「イジメ」になり得るんだな、と気づかされた。
あとはニの基本ウザキャラだけど、意外とまともなところもあるという人物描写が妙にリアルに感じられた(いるよねそういうやつ)。
映画だけじゃなくて、最近はNetflixAmazonプライムビデオでも観たい映画やアニメ、ドラマが溜まってきていて、全然消化しきれていない。
もはや地上波のアニメなんて全く観る余裕がない。というか、観るモチベーションがめちゃめちゃ低下してる。毎週追うのがしんどくなってきたんだよな。
まあ、無理して視聴する必要は全くないけども。

正月で2キロ太り、いよいよヤバくなってきたんで、今年はマジダイエットします。
唐突に終わり。

2017年 良かった音楽

ざっくりと。

 

20位:モーモールルギャバン/ヤンキーとKISS

一言:久々に、良いと思える曲が多いアルバムだった。でもまだなんか「惜しい」雰囲気が全体的に漂っている。


モーモールルギャバン "ガラスの三十代" (Official Music Video)


19位:B'z/DINOSAUR

一言:ライジングサンで再燃した勢いで、10年ぶりにアルバムを購入した。2000年代後半あたりと比べると、かなり渋めな音像。


B'z / CHAMP


18位:あいみょん/青春のエキサイトメン

一言:声質とメロディが割と好み。


あいみょん - 君はロックを聴かない 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】


17位:平賀さち枝/まっしろな気持ちで会いに行くだけ

一言:歌声が最高に好み。


平賀さち枝 - 10月のひと


16位:藤原さくら/PLAY

一言:洋楽っぽいサラッとした曲が多くて何度でも聴ける


藤原さくら - Someday(ポンキッキーズ・クリスマスパーティ)

 
15位:Base Ball Bear/光源

一言:ギター湯浅が抜けてもクオリティは死んでも下げないという意地を感じた。次作はもっと突き抜けそうな予感。


Base Ball Bear - すべては君のせいで


14位:GRAPEVINE/ROADSIDE PROPHET

一言:俺にはやや難解な部分もあるけど、圧倒的に耳障りが良くて、ついつい何度も聴いてしまう。ライブは最高だった。


GRAPEVINE - Arma(Music Video)

 
13位:King Gnu/Tokyo Rendez-Vous

一言:やたらカッコいい。『最近のバンドを片っ端から聴いてみる週間』を自分で設けてみた結果、最も気に入ったバンドのひとつ。


King Gnu - Tokyo Rendez-Vous


12位:ドミコ/hey hey, my my?

一言:タイトな演奏と気怠いボーカルがストライクど真ん中。『最近のバンドを片っ端から聴いてみる週間』を自分で設けて」みた結果、最も気に入ったバンドのひとつ。


ドミコ / こんなのおかしくない? (Official Video)


11位:スカート/20/20

一言:歌がより上手くなった気がする。何度でも聴ける柔らかさ。


スカート / 視界良好【OFFICIAL MUSIC VIDEO】


10位:サニーデイ・サービス/Popcorn Ballads

一言:前作と真逆で、良い意味でダラダラっと聴き流せる(前作は全曲全力投球って感じだった)。聴くたびに「良いな」と思える曲が増えていく。


Sunny Day Service - クリスマス【official video】


9位:PUNPEE/MODERN TIMES

一言:聴いてて気持ちいい。割と長いけど構成が良いからダレずに最後まで聴ける。出張先での運転時によく流してた思い出。


PUNPEE - FUJI ROCK FESTIVAL’17 "夜を使いはたして〜Renaissance" 【Official】


8位:ふくろうず/びゅーてぃふる

一言:一時期増えてた奇をてらったような曲がなくて、ひたすら良い曲だけで構成されている。解散は残念過ぎるけど、これで売れなきゃもうどうしようもないって気分にもなるだろうな…


ふくろうず「びゅーてぃふる」MV(9/6発売アルバム「びゅーてぃふる」収録)

 


7位:パスピエ/&DNA

一言:今年だっけ?って感じだけど、1月発売なんだよね。アゲ過ぎないというか、ちょうどいい口当たりなのが好き。良いメロディも多い。最高傑作だと思う。


パスピエ - スーパーカー, PASSEPIED - SUPERCAR


6位:ねごと/SOAK

一言:最近、よく聴いてる。毎回グングンと進化していってる感じが楽しい。ふくろうずまではいかないけど、このバンドも過小評価されている気がしてならない。俺の好きな女性ボーカルバンドが軒並み解散やら脱退やらで悲惨なことになってきたので、ねごとはマジで報われてほしい。


ねごと - ALL RIGHT [Official Music Video] -Short Ver.-


5位:赤い公園/熱唱サマー

一言:ボーカル佐藤脱退の衝撃。これからどうなっていくのか、今一番気になるバンド。あの圧倒的声量があってこそだったからなぁ…。ラストライブも痺れっぱなしだったよ。アルバム自体は緩急あって非常にバランスのとれた良盤でした。


赤い公園 - 「カメレオン」 Music Video


4位:フィロソフィーのダンス/ザ・ファウンダー

一言:こんな統一感ないアイドルグループありなんだっていう衝撃。ボーカルが交代するたび、別グループになったような感覚にさせられるけど、それがめっちゃ面白くて癖になる。そして曲も軒並み良い。


フィロソフィーのダンス「ダンス・ファウンダー」MV


3位:トリプルファイヤー/FIRE

一言:今までも何となく聴いてて、ふーん、まあ面白いよねって感じだったんだけど、このアルバムで急に心を掴まれてしまった。吉田の風貌とか歌い方のせいで気づかなかったけど、歌詞の本質はTheピーズとかsyrup16gとかそっちの方と近くない?身も蓋もない本音をユーモアに包んで吐き出すあたりとか。そのことを踏まえて過去作をじっくりと聴き直したら、全然印象が変わってきた。聴き方が間違ってたな。


トリプルファイヤー「SEXはダサい/銀行に行った日/カモン/野球選手になるために」@渋谷 TSUTAYA O-nest

 

2位:RHYMESTER/ダンサブル

一言:前作は真面目に寄り過ぎてて聴いててあまり楽しくなかったんだけど、今作はイイ感じに肩の力が抜けてて(敢えてそう見えるように計算しているんだろうけど)かなり好き。たった10曲だけど1曲1曲の個性が超強いから、満足度が半端じゃない。


RHYMESTER - Future Is Born feat. mabanua


1位:the pillows/NOOK IN THE BRAIN

一言:音の厚みとか勢いがかなり戻ってきている。ジェロニモという久々の「名曲」も収録されているし、何も文句がない。嬉しくなって久々にワンマンも参加してきたよ。「最も好きなバンドがかつての勢いを取り戻しつつある」という一点を重要視した結果、1位となりました。


the pillows "王様になれ" MV (full ver.)

2017年 良かった漫画

漫画に関しては、何冊読んだか数えるのが難しい。

WEB漫画も結構読んでるしね。

こう、パッと頭に浮かぶ「良かった漫画」が大体10数本だったので、ベスト15位にしてみた。

 

特別枠
それでも町は廻っている/石黒正数

一言:学生の頃から10年以上、ずっと好きでい続けた漫画が終わってしまった。寂しいけど、変に引き伸ばしたり嫌な終わり方しないで良かったとも言える。ランキングに入れるのは何か違う気がしたんで特別枠。

 

15位
服を着るならこんなふうに/しまのやえ

一言:ここ1~2年、体重が増えて着れない服ばかりになったせいもあって、お洒落に無頓着になってしまった。でもこの漫画を読んだおかげで、もう少しマシな格好しようかなと思えるようになった(単純)。「上から」なところが全然なくて、かなり色んな方面に気を配って描かれているのが伝わってくるのが好印象。主人公兄妹がひたすら可愛い。俺もこういう兄妹関係を築きたかった…(もう手遅れ)。


14位
アイスバーン/西村ツチカ

一言:ビッグコミックに掲載された読み切りにグッと来たので購入。どの読み切りも独創的で良かったけど、やっぱり表題作(アイスバーン)が一番好きかな。でも雑誌掲載版と結構色々変わっている理由がよく分からない。てか雑誌掲載版の方が総じて好みなので少し残念…。

 

13位
銀河の死なない子供たちへ/施川ユウキ

一言:昔から好きな作家。年々、作品のクオリティが上がり続けているのが凄い(美しい犬は正直よく分からんかったけど)。特に、オンノジ、ヨルとネル、本作といったシリアス要素が含まれる路線はどれも年間ベスト級の出来で恐ろしい。そういいながら一番読み返すのはド譲だったりする。


12位
双亡亭壊すべし/藤田和日郎

一言:4巻最高。スケールでか過ぎて思わず笑っちゃうけど同時に熱い。作者の真骨頂って感じがする。6巻はちょいダレたけど、黒幕?っぽいのが登場するみたいなので楽しみ。


11位
GIANT KILLING/ツジトモ

一言:長期連載漫画って普通、面白さも目減りしてきてこういう年間ランキングには全然入らなくなってくるもんだけど、ジャイキリは45巻も出てるのに全く衰えない稀有な作品。こんなスポーツ漫画、他にははじめの一歩くらいしか知らない(アレは60巻あたりで急速に衰えたけど)。特に最新刊では、いけ好かない奴だと思っていた持田に普通に泣かされたので、ランク入りせざるを得なかった。


10位
映像研には手を出すな!/大童澄瞳

一言:作者すげえな…と少し引きながら呟いてしまうような作品。とにかくディティールへの拘りが尋常じゃない。一種の狂人だろうね。それでいてちゃんとお話が面白くてキャラもめっちゃ立ってるってのがマジビビる。


9位
彼方のアストラ/篠原健太

一言:ジャンププラスで割とダラーっと読んでたんだけど、ポリ姉登場あたりからグッと引き込まれるようになった。スケットダンスの頃から伏線の使い方は上手かったけど、今作では更に磨きがかかっていて、ストーリーと有機的に連携している(スケダンは若干、伏線が浮いてる感じがあった)。全5巻と手頃だし、完結したら購入しようかなと思ってる。

8位
青のフラッグ/KAITO

一言:これもジャンププラス。正直、KAITO先生の作品は全然好きじゃなくて、特に前作のバディストライクはどちらかというとスゲー嫌いだった(特に最終回)。だから1話の完成度の高さに超驚いたし、それがずっと持続して面白いっていう現実に未だ驚き続けている。多分、元々の持ち味がこういう青春時代の繊細な心の機微、みたいなところだったんだろうけど、それとスポ根との相性が良くなかったんだろうか。とにかく短所がほぼ無くなって長所が異様に伸びたって印象。


7位
火ノ丸相撲/川田

一言:案外コミックス向きの作風なのかもしれない。ジャンプだけで読んでいた時は「まあまあ好き」っていう距離感だったけど、何となく単行本を購入してみたら、ドハマりしてしまった。やっぱりスポーツものとか格闘技ものって試合全体の「流れ」があるから、その週の展開に熱くなっても、1週間空くと気持ちが途切れている分、微妙に乗り切れなかったりするからね。というかそれ以前に、微妙に勝敗とか忘れてて新鮮に楽しめたというのもある(加齢のせいか…)。


6位
月曜日の友達/阿部共実

一言:表現力が突出している。多分、とんでもない感性をとんでもないまま絵に落とし込むことが出来る才能を持っているんだろう。ある意味持ち味だったエグさとかグロさはかなり和らいでいるんで、多分全作品の中で1番取っつきやすい。メジャーデビュー感。


5位
BEASTARS/板垣巴瑠

一言:加速度的に面白くなってきている。特に3巻からは凄い。「俺は今、面白い漫画を読んでいる」感が凄い。語彙が行方不明になってきた。とにかく凄くて面白くてカッコ良くて考えさせられる漫画。


4位
かぐや様は告らせたい/赤坂アカ

一言:ギャグセンスがとても合う。個人的には可愛さとかは二の次で、ほぼほぼギャグマンガとして読んでる。それでいてたまに熱い展開を差し込んでくるから侮れない。1番好きなキャラは会長。2番目は書記。気楽に何度でも読めるってのもあって、新刊出るのが待ち遠しい漫画筆頭。

 

3位
鬼滅の刃/吾峠呼世晴

一言:これは火ノ丸相撲以上に、単行本でまとめ読みすることで本当の面白さに気づいた作品。だれもが言っているけど、言葉選びのセンスと、作品全体から滲み出ている「優しさ」が好き。作者めっちゃイイ人そう。バトルはまだまだ面白くできそうな伸びしろがあるので超期待してる。煉獄兄貴編があまりにも名作だったのでこの順位。


2位
青野君に触りたいから死にたい/椎名うみ

一言:3日前に読みました。ぶっ飛びました。1話だけはちょっと話題になってた時に読んだ覚えがあって、その時もシュールさとか妙な話運びなんかにぶっ飛んだにはぶっ飛んだんだけど、それはこの漫画の魅力の1部分でしかなかったという事実。こう、常に足元がぐらつくというか、軸をズラされ続ける感覚というか、ものすごく変な読み味なんだけど、でも確実に死ぬほど面白い。笑えるし驚けるしちょっと泣ける。そしてなにより、超怖い。漫画のホラーシーンでマジで恐怖を感じたのは初めてかもしれない(グロイとかビックリとかじゃなくて、Jホラー的な恐怖)。


1位
アオアシ/小林有吾

一言:とにかく熱い。脳が痺れる。武蔵野戦ヤバすぎでしょ。富樫&竹島の和解、橘のゴール、葦人の覚醒…観たかったシーンを全部やってくれた。溜めが長かった分、解放感が半端ない。電子版で買い揃えてしまったことを後悔している漫画ナンバー1(新刊の発売が遅いので)…紙で買い直すか?

 

以上!!

今年も良い漫画がたくさん読めた。

 

 

2017年 良かった映画

今年は映画館で25本観たよ。

月2ペースくらいが体感として丁度いいってのが分かってきた気がする。

 

10位
SING

一言:ストーリー、キャラクター、ギャグ、音楽の全てが高水準だった。あと吹き替え版で観たおかげでMISIAの凄さに気づいた。
9位
散歩する侵略者

一言:前半部分の笑いと恐怖が同居している雰囲気がすごく好きだった。松田龍平がハマり過ぎている。近くの老夫婦が終始おしゃべりしているのが我慢ならなくて席を変えたという嫌な思い出(ガラガラだったので…)

8位
ゲット・アウト

一言:予告の意味不明さに惹かれて観た。真相は少し拍子抜けというかそういう方向かぁって感じたけど、主人公の容赦の無さに思わず笑みがこぼれたので良しとする。
7位
ドリーム

一言:超いい映画。メッセージ性も高い。普通に年間ベストクラス級のクオリティなんだけど、どうしても娯楽性の高いエンタメ全振り映画の方を上位にしてしまう俺の感性が我ながら少し恥ずかしい。
6位
スパイダーマン:ホームカミング

一言:他のマーベル映画ほど過剰だったり大仰な演出はなく、終始「ちょうどいい」センスだったのが良い。こういう未熟なガキが反省しながら成長していく話は無条件で好き。
5位
ベイビー・ドライバー

一言:映像と音楽と登場人物の動きをひたすら堪能するための映画。何気にストーリー展開も好み(ラスボスがあいつという意外性とか、主人公の決断とか)。
4位
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2

一言:ザ・エンタメ映画。最初から最後まで観ている間ずっと幸福だった。1より落ちるという意見が結構多いらしいことが解せない。順当に進化してない?
3位
LOGAN/ローガン

一言:ウルヴァリンの知識がほぼない状態で観たにも拘わらず、めちゃめちゃ心に沁みた。弱っているおっさんが子供を守るって展開は無条件で泣ける。
2位
ラ・ラ・ランド

一言:大阪に出張した時に、日本最大級のIMAXで体感したという思い出込みでこの順位。個人的には不満点がほぼない。完璧な恋愛映画。ラスト付近の展開は今思い出しても泣きそうになる。
1位
新感染

一言:見ている時感じた多幸感はガーディアンズのそれと近かった。そういえば、父が体を張って犠牲になる展開も同じだね。今気づいた。この映画がすごいのは、エンタメに振り切っていながらも心に深い余韻を残してくれること。「あー楽しかった」だけで忘れたりしない。この頃は加齢のせいか、ちょっと前に観た映画のストーリーも思い出せなかったりするんだけど、この映画はきっと、何年経っても思い出すことができるだろうね。というかその前に何度も見直すだろうけど。。

 

ちなみに今年のワーストは……

メアリと魔女の花」!!

期待していた分、ほんと最悪だった。観終わった後の虚無感は忘れらんねぇよ。

 

おしまい

メアリと魔女の花を観た

遂に月一の備忘録すら書くのを止めてしまったよ。
だって、何もねーんだもの、俺の人生。日々、仕事で心が摩耗し続けているだけ。そのうちハゲるぜ?精神的に。
数少ない楽しみが、月曜のジャンプと、仕事終わりの酒と、週末に観る映画くらい。
しかも映画鑑賞なんて半分以上は義務というか、最新の文化に触れておかないとマジで脳が腐っちまうよという危機感から足を運んでおります。ええ。
今週もきちんと観ましたよ。「メアリと魔女の花
こっからネタバレあり

結論から言うと、あんまり面白くなかった! 上映時間の大半が退屈に感じてビックリした!
米林監督作品でいえば、前作の「思い出のマーニー」はすげー好きで、主題歌を歌っていたプリシラさんのアルバムを買っちゃったくらいだからね!
既にうろ覚えだけど、上映直後の主人公の独白でいきなりグッと心を掴まれた記憶がある。
ジブリっぽくない陰鬱としたキャラクターが新鮮で良かったよね。
あと、主演の女の子2人の心の交流が丁寧に描かれてた、気がする。
それに比べて、今作は全くの真逆!
なんつーか、「ジブリっぽい要素」をとにかく足して足して、ごった煮した結果、最終的に平々凡々としたエンタメ作品になっちゃいました!って感じ。
アニメ映像は凄いし、音楽も良い。ジブリ的な演出も沢山ある!……けど全部が全部、どうにも表面的なんだよね。
まずメアリとピーターさ、もうちょい親密な関係になってからだったら、中盤以降の展開も映えると思うんだけど、なんかおざなりというか、必要最低限交流させましたって程度にしか受け取れなかった。
しかもピーターが攫われるくだりがあまりに理不尽で、メアリがいくら「ピーターと一緒に帰るって約束したから助ける!」っつってもさ、いやいや約束とかじゃなくて、お前がピーター売ったからこんなことなってんだよね?救ってようやくプラマイゼロだよ?って風に感じてしまってどうにもノれなかった。
それと、世界観がなんだかこじんまりとしてる。
原作読んでないからどこまで忠実なのかは分からないけど、魔法学校がいやに小規模に映ったよね。
だって基本、ババアとジジイとネズミおじさんしか出てこねーんだもん。
学校見学の降りで学生は出てきたけど、あのシーン以外では一切登場しないからね。
もうちょいガヤとして登場させても良かったんじゃないの?
あと、学校で仲良くなるキャラとかいないんだね(ネズミおじさんがギリ、そうか?)
そこは別にいいっちゃいいんだけど……世界が広がんねーなって。
冒頭の逃亡魔女も結局メアリの伯母さんだったしさ……
あとこれは難癖だけど、箒が暴走して落ちるシーン、多すぎない? ちょっとくどかった。
……って感じ。
良かったところを羅列する!
・メアリの声。演技もそうだけど、声質がいい。好き。
・冒頭の逃亡シーン。音楽も相まって、いきなりワクワク感がマックスだった。
・動物大脱走。妙に笑えた。
以上!

明日、ツタヤでマーニー借りてくっかな……。

4月を思い出す

仕事のことはもはや書きたくもない。
嫌なこと、面倒なこと、しがらみしがらみしがらみ……。
そんなんばっかでウンザリだ。書き残す意味が全くない。
だから仕事以外のことを思い出して書き残そう。
いつか振り返った時に少し笑えるよう、愉快な記憶だけを残すんだ。

まず超久々に若い(といっても俺より年上ではあるけど)女性と飲んだ。
上司と行きつけのスナックのママの計らいだ。彼女は店の常連なんだそうだ。
感想としては……やっぱ駄目だな俺、って感じだ。
女性と付き合える気が全くしない。遠すぎる。色んな意味で。
若い頃はもうちょっと根拠のない自信とかもあったんで、まだ積極的にいけてた気がするけど、もはや自信など微塵も残っていない現状だと、口説くとか以前に、相手に申し訳ないという気持ちしかわいてこない。
こんなデブで話下手なおっさんをあてがわれて迷惑ですよねすみません、みたいな。
俺みたいなのが一生懸命会話を盛り上げたり、連絡先聞いたり、ましてや遊びに誘うなんて、マジキモイですよね、だからやりません、みたいな。
そんな風に勝手に自ら引いてしまう自分にガッカリというか、いつの間にここまで酷いことになってたんだと驚いたというか……。

別の日に、また違う女性と飲んだ。
また上司の計らいだ。
付き合いのある他社の社員だという。
しかも2人。姉妹だ。
1人でも対応できないのに2人なんて無理に決まってる。絶対嫌だ、と思いつつも断るなんて選択肢は当然ないのだ(上司命令だ)。
しかし思いのほか大人しい子たちで、気後れせずに話せた。
でも今度はかなり年下なうえ、どっちかというと童顔な姉妹であったので、これはこれで申し訳ないという気持ちでいっぱいになってしまった。
こんな論外なおっさんをあてがわれてガッカリですよねすみません、みたいな。
……きっとどんな相手だろうと今のままじゃこんな風に思ってしまうのだろうな。
このままじゃマジで一生独りだろうな。
それはキツイわな、やっぱ。
結婚するかどうかは別として、やっぱり俺だって少しは女の子と楽しいことしたいわけで。

まずは痩せよう。
ポッコリお腹とパンパンの顔じゃあ、根拠のない自信も持ちようがない。
とりあえず適正体重まで戻して、そっから色々と出会いを求めよう。それがいい。

そんな感じでダイエットを始めました。
現在81キロ。
目標体重65キロ。
1年でいけるかな。

 

つーか、全然愉快な記憶じゃないね。

まあいいか。